上下肢障害(動作制限)の留意点
上下肢障害・解説
上下肢障害(片麻痺)の場合、片方の上下肢の「動作制限」が「△×」か「×」で構
成されれば2級の可能性が高い。障害を受けていない片方の機能については「○」
でよく、両手や両脚で行う動作については「△×」、立ち上がり、階段の昇降は「ウ」
につくのが理想。ただし、1〜2か所、評価が軽くなっても2級に認定されたケース
は複数ある。なお「○△」が中心となると3級。

四肢障害の留意点


四肢障害・解説
四肢障害の場合、四肢の「動作制限」が「○△」か「△×」で構成されれば2級となる。
認定要領では、「○△」だけで構成されていても2級としているが、審査にバラツキが
あり、いくつかは「△×」となったほうが2級に近いといえる。立ち上がり、階段の昇降
は「イ」か「ウ」につくのが理想で、1〜2か所は「○」の評価でも2級の可能性がある。



両上肢・両下肢障害の場合
両上肢・両下肢障害の場合、審査の留意点が病気によって変わる。関節可動域や筋力に余り影響をもたらさない病気(麻痺系の病気など)については、日常生活動作の障害の程度(動作制限)に重点が置かれ、そうでない病気については関節可動域の制限や筋力低下が重要視されると考えられる。


認定要領に明確な基準が示されていないため憶測ではあるが、両上肢(または両下肢)についての評価が「△×」か「×」で2級、「○△」で3級の可能性がある。